悪口の技術
悪口の技術
新潮社
また読み返したので記録
アメリカンジョークが公の場で言われるように日本ももっと悪口?ジョークを言わなきゃ!
って話。
これは要約しすぎだけどね。
敗戦後の日本がいかに丸く収められて、それを認めて何も言わずに損ばかりするのか、とか
文明や科学の進歩による人間の想像力や文化の発展がもうないのではないのかと言った深い話をわかりやすく、エロを交えながら解説してますw
松本人志のドキュメンタルという番組で松本人志も言ってましたが、
あれは下ネタじゃないと。
笑わすために敬遠されるためのジャンルではなく、あるあるとか、日常に密接だからこそ、その切り口とその裏切りのあるその手の話や話題は笑えるんだなと、この本を読んでより実感しました。
没個性な現代で、いかに意見を相手に刺さるように悪口やジョークを交えて言えるかが、かなり鍵だ!と理解できるし、共感できる本です。
W杯やオリンピックに盛り上がる国民の、ずれたナショナリズムに僕も若干ズレを感じているタイプなのですごく笑いました。
この本は買ってからだいぶたつけどもう何回も読んだしこれからも読むと思う。
勉強になる!とか人生論が!とかじゃなくて純粋な文章とその表現が、執筆された時代は少し古いので、当時の時事ネタはきちんと覚えていないはずなのに面白い!ビートたけしさんがいかに考えていて、いかに面白いかがわかる本です。
激おすすめです。
そんなかんじで。